概要

 

1.目的

横浜国立大学は、神奈川県下の教育委員会(神奈川県、横浜市、川崎市、*相模原市)と神奈川県立青少年センターと連携して、「小・中学校の理科教育だけでなく、地域の理科教育の中心的役割を担うことの出来る理科教員(コア・サイエンス・ティーチャー,以下CST)」を養成します。CSTは自然科学の楽しさを充分に知り、その楽しさを児童・生徒、他の教員、地域社会に伝えることを通して、理科教育の向上を目指します。

 

2.事業内容

「理数系教員(CST)養成拠点構築事業」は、(独)科学技術振興機構(JST)が支援する「小・中学校教員の理数教育における指導力向上を図ることを目的として、大学と教育委員会が連携し、養成プログラムの開発・実施や地域の理数教育における拠点の構築・活用などを通じて、地域の理数教育において中核的な役割を担う教員を養成」する事業です。横浜国立大学と神奈川県下の教育委員会(神奈川県、横浜市、川崎市、*相模原市)に加え、神奈川県内の研究所や青少年センターなど、神奈川県の教育・研究機関の有機的な連携により、学校・地域の中核的な役割を担う理科教員(コア・サイエンス・ティーチャー: CST)の養成プログラムと認定基準について、神奈川県の統一プログラム(神奈川CSTプラン)を確立することを目指します。養成したCSTの教育現場への活用を積極的に行ないます。

 

*相模原市は、本事業実施後に政令指定都市となったため、2011年10月1日から相模原市教育委員会が共  同実施機関として参画しています。

 

cst.flow

 

*令和3年4月に、横浜国立大学大学院教育学研究科は、横浜国立大学教職大学院へと組織改編をしました。これに伴い、大学院生向けCST養成事業である副専攻プログラム「中核的理科教員養成プログラム」は休止となっています。
 現在、CST養成プログラムの一部科目については、教職大学院のカリキュラムと関連付けて実施しています。なお、教職大学院生に向けたCST養成事業の可能性については、現在検討中です。